Center for
Analytical Instrumentation
CHIBA UNIV.

共用機器センターとは

共用機器センター建物 千葉大学共用機器センター(旧:分析センター)は、筑波大学に続き全国で二番目の分析センターとして、昭和53年4月(1978)に発足しました。
学部などで予算的に購入・維持が困難な大型分析機器等を集中管理し、学内における研究及び教育の共同利用に供するとともに、分析技術の開発、研究を行うことを目的としています。

平成25年4月(2013)からは改組により「共用機器センター」となり、従来の目的に加え、学内における共用分析機器・設備の管理支援や、それに関わる教育研究も行っています。

各学部の先生方の強力なご支援と、独自のライセンス制度の確立により、多数の大型分析機器が順調に稼働しています。
近年は化学系だけでなく物理学・生物学・医薬科学など幅広い分野の研究者の方々に利用されています。

また学外(地域社会)連携を含む教育・技術支援活動にも積極的に貢献し、セミナー・講習会の開催、依頼測定や共同研究の受け入れも行っています。
さらに、自然科学研究機構が主宰する「大学連携研究設備ネットワーク」では、東関東地域の拠点校として、全国の研究機関との相互利用を推進しています。

平成24年度からは、文部科学省が推進する「設備サポートセンター整備事業」の千葉大学における中核組織として、学内共用機器の管理支援や、技術者の育成などの活動を推進しています。

※共用機器センターの沿革もご覧下さい。

センター長 ご挨拶

千葉大学共用機器センターは、大型分析機器等を集中管理し、学内における研究及び教育の共同利用に供するとともに、分析技術の開発、研究を行うことを目的として、1978年に分析センターとして発足し、その後2013年には改組により現在の共用機器センターになりました。

多数の大型分析機器が整備されており、化学系をはじめ、物理学・生物学・物質科学・医薬科学など幅広い分野で利用されています。

また、各学部等の教員の方々のご協力により、利用者自身が機器の操作を習得するライセンス制度を確立し、ライセンスを取得した学生による効率的な機器利用を進め、分析技術習得という高い教育効果をあげるとともに、先端科学研究の発展に大きく貢献しています。

さらに、学外連携を含む教育・技術支援活動を積極的に展開し、セミナー・講習会の開催、依頼測定や共同研究の受け入れも行っているほか、自然科学研究機構が主宰する「大学連携研究設備ネットワーク」における地域拠点大学として、全国の研究機関との相互利用を推進しています。

2013年度からは、文部科学省が推進する「設備サポートセンター整備事業」の千葉大学における中核組織として、学内共用機器の管理支援や技術者養育などの活動を行い、千葉大学主要機器データベース(CUPID)千葉大学主要機器データベース(CUPID) やセミリモート研究支援システム(SRSS)等を展開してきました。また、2016年度からは千葉大学内の3つの部局と共同して、文部科学省が推進する先端研究基盤共用促進事業に提案・採択され、学内共用機器のより一層の整備・共用化や、学生や若手研究者の方々のキャリアパスにつながる分析技術習得支援などの活動を進めてきています。

この中では、大学連携研究設備ネットワーク 大学連携研究設備ネットワーク千葉大学研究設備活用システム(CURIAS)千葉大学研究設備活用システム(CURIAS) の連携や測定データボックス 測定データボックス など、更なる利用者の利便性向上に取り組んでいます。

今後とも、共用機器センターへのご理解・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

教育機関として

技術講習

機器管理者による、機器の操作法の講習や技術指導を随時行っています。
測定ライセンス取得のためのトレーニングも行います。

セミナー・講習会

学内外の専門家を招き、機器の効果的な利用方法や最新情報を学ぶセミナー・講習会を開催しています。
こちらは学内だけでなく学外の研究者や学生も参加できます。

また共用機器センターの機器によって得られた研究成果を、利用者相互に発表して頂く成果報告会も
企画しています。

ガイダンス(利用説明会)

共用機器センターを利用したことのない学生や教員などを対象に、ガイダンスを年1回開催しています。

※教育活動に関する業績・実績については、業績紹介をご覧下さい。

研究機関として

研究活動

多数の分析機器が集約されている共用機器センターならではの、多面的な分析研究に取り組んでいます。
常駐するスタッフは、科学研究費補助金などの助成を受け、積極的な研究を行っています。

また学内外(企業も含む)の研究者の方々との共同研究も積極的に行っています。
センターを利用している研究者同士の交流を促進し、共同研究をコーディネートすることにも取り組んでいます。

依頼測定・受託研究の受け入れ

一部の装置では、スタッフによる依頼測定や受託研究を受け付けています。
学内だけでなく、他の大学、研究機関、企業からの依頼にも対応しています。
依頼測定が可能な装置については、利用対象と形態をご覧下さい。

また詳しくは、共用機器センターに直接お問い合わせ下さい。

※研究活動に関する業績・実績については、業績紹介をご覧下さい。

沿革

昭和42年(1967)
薬学部に、元素分析装置、質量分析装置、核磁気共鳴装置を設置し、学内各部局の利用に供する。
昭和53年(1978)
学内共同利用施設として「分析センター」を設置
有機元素分析装置、質量分析装置、X線マイクロアナライザーなどを薬学部より管理換
昭和55年(1980)
分析センターを学内共同研究センター建屋へ移転
単結晶X線回折装置、発光分光分析装置などを設置
昭和56年(1981)
走査型電子顕微鏡、FT-核磁気共鳴装置(270 MHz)などを設置
以後、各装置を順次更新・拡充
平成7年(1995)
「利用(測定)ライセンス制度」を本格的に開始
平成9年(1997)
「国立大学法人機器・分析センター会議」に参加
平成10年(1998)
センター独自のオンライン予約システムを開設
平成19年(2007)
「化学系研究設備有効活用ネットワーク(現:大学連携研究設備ネットワーク)」に参加
同ネットワークのオンライン予約システムの利用開始(順次移行)
平成24年(2012)
文部科学省「設備サポートセンター整備事業」の千葉大学における拠点業務開始
平成25年(2013)
改組により「共用機器センター」となる
平成29年(2017)
千葉大学研究設備活用システム(CURIAS)の導入